「知っている」が9割、再放流禁止 滋賀県 琵琶湖レジャー条例
2003年5月7日
 ゴールデンウイーク中の4月29日に滋賀県が琵琶湖のレジャー客に聞いた琵琶湖レジャー利用適正化条例についてのアンケート結果をまとめ、7日発表した。外来魚の再放流禁止は9割以上が「知っている」と答えたが、モーターボートの規制を「知っている」のは全体の半数にとどまった。

 大津や彦根、今津などの琵琶湖岸全域で、県職員が282人に聞き取りした。回答者の住所は県内が30・9%で、京都府28・0%、大阪府の13・5%。

 再放流の禁止を「知っている」と答えたのは90・4%。「知らない」は9・6%で、内訳は県内7人、県外20人だった。一方で、モーターボートの航行規制水域は49・8%が、また排ガスが水質を悪化させる2サイクルエンジンの使用禁止は57・3%が「知らない」と答えた。県内に18カ所ある航行規制水域の場所を知っていたのはわずか16・5%で、周知の徹底していないことが浮き彫りとなった。

 条例に「ぜひ協力したい」としたのは57・6%、「協力するのはやむを得ない」が38・4%で、「協力したくない」は3・9%だった。

 調査結果について県は「一定の理解は得られている。問い合わせの多い外来魚の回収箱の位置を携帯電話のインターネットでも見られるようにするなど、条例の定着により力を入れたい」(県自然保護課)としている。
京都新聞


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