滋賀県高島市マキノ町の農業公園・マキノピックランドで23日、野菜や地酒など17品目を低温保存していた「雪室」の扉を開けた。試食や試飲してみたところ、その多くが甘みを増しているなど、保存の効果が確認できた。
「雪室」は、豪雪地の地の利を生かした取り組みとして近年、注目されている。高島市や市民有志らでつくる雪利活用推進協議会(澤田純三会長)が、今年3月24日から保冷用中古コンテナ2台を使い、実地実験を始めていた。
3カ月がたち、保冷用中古コンテナの外を高く覆っていた雪は3分の2ほど解けていたが、内部の温度は1−2度で保たれた、という。
市職員らがコンテナの扉を開けると内部から冷気が流れ出てた。保存していたサツマイモやネギなど一部に腐食が見られたものの、米や地酒、ふなずし、クリ、ジャガイモなどの状態は極めて良好だった。この後、行った試食と試飲でも同協議会員の評価は高く、澤田会長は「腐食などの課題を解決し、将来が見える取り組みにしたい」と話した。 |