滋賀県中小企業団体中央会は、県立大との産学連携で高島産の綿織物を使った洋装を開発した。学生らがデザインを担当し、ステテコで有名な天然素材がウエディングドレスやワンピースなどの新しいファッションに生まれ変わった。
県内産素材を活用した新製品開発を支援する狙いで、高島織物工業協同組合と高島晒協業組合が素材を提供した。デザインや縫製は、県立大人間文化学部生活デザイン学科の学生らが手がけ、森下あおい准教授が指導した。
高島の綿織物は高い吸汗性と速乾性が特徴。中でも高島クレープは、江戸時代からの歴史があり、大正時代にはステテコとして大流行したという。
開発したのは、日常向けと外出用、盛装の26点で、すべて高島の綿織物で仕上げた。ウエディングドレスはすそ部分のフリルなどに綿の柔らかい風合いを生かした。
森下准教授は「高島の綿織物は着心地がよいうえ、天然繊維のためデザインも万能で、新製品開発の可能性は大きい」と話す。両組合は今後、展示会などで紹介し、販路開拓などにつなげる。 |