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編む楽しみ膨らむニット 高島の作家が作品展
2012年5月19日
 高島市高島の編み物作家、山本操さん(65)の作品展「糸と私の遊び方」が18日から、同市安曇川町のギャラリー藤乃井で始まった。「自分にしか編めないものを見いだす、手作りの楽しみを伝えたい」と、多彩な作品約100点を並べる。

 山本さんは大阪市で会社員をしていた40代から、趣味で編み物を始めた。実家の弟が亡くなり、高齢の母と暮らすため高島に帰ったのが12年前。久しぶりの古里で、人々との距離を一気に縮めたのが編み物だった。「すてきね」「教えてほしい」と請われ、25人に教えている。

 ベストやカーディガン、クッション、小物など年に約50点を作る。何万種類もの中から吟味して買った糸を、1、2年間は置いたまま作品イメージを膨らませる。「寝かせた糸と相談する期間」と表現する。

 納得するまで、何度もほどいて仕上げる。花びらや波を思わせるような立体感のある作品が多い。24日まで。入場無料。藤乃井TEL0740(32)0150。
京都新聞


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