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マキノピックランド:サクランボ園人気沸騰、3日で臨時閉園 食べ放題、食べ尽くす
2012年6月16日
 ◇「1人で1キロ」うれしい悲鳴
 高島市の農業公園、マキノピックランドのサクランボ食べ放題(30分、大人1500円)が人気を呼び、大粒の種はわずか3日間でほぼ食べ尽くされ、臨時閉園に追い込まれた。同園では「京阪神や中京圏などから中年女性を中心に3日で約500人が入園し、1人約1キロ食べた勘定」といい、想定外のうれしい悲鳴を上げている。

 ピックランドは例年、摘み取った分を持ち帰るサクランボ狩り(大人1000円)を実施。「その場で食べられないのは物足りない」との客の要望が多く、8年ぶりに食べ放題に踏み切った。

 果実の成熟に合わせて樹種別の畑ごとに実施。先月26日から小粒の「中国桜桃」20アールで食べ放題をスタート。今月11日からは大粒の「甘果桜桃」25アールで開園すると、連日百数十人が押し寄せた。13日の水曜の定休日をはさんで翌14日も客の波は続き、色付いた実がほぼなくなったため同日で臨時閉園とした。

 同園がコップに回収した種の量から推測して、1人100粒以上食べたとみられる。1粒7〜10グラムとして約1キロ食べた計算。イチゴパック2個分に相当し同園では「満腹で帰られたのでは」と話している。
きょうからアメリカン

 ピックランドは04年に食べ放題を実施したところ1日で食べ尽くされ、翌年から取りやめた。しかし三田村治男支配人は「お客様が来てくださるのが第一。元には戻せない」と話し、残るアメリカンチェリー35アールについて急きょ16日から食べ放題を行う。問い合わせは(0740・27・1811)。

 ◇2粒だけど給食に−−地元の小・中
 高島市マキノ町の4小学校と1中学で15日、地元のマキノピックランド産サクランボが給食のデザートに出た。子どもに地元食材をと実施したが同ランドのサクランボ園は食べ放題人気のあおりで閉園。同園の職員がこの日、残り少なくなったサクランボを懸命に摘み取り、予定の子供1人2粒、5小中分計約1000粒をなんとか確保したという。

 マキノ南小(児童101人)の2年生の教室では、容器のサクランボを児童が数え「1人2個や」。ていねいに皿に取り分けて配膳し、食後においしそうにほおばっていた。
毎日新聞


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