県内唯一の「日本の棚田百選」として知られる高島市の「畑の棚田」で16日、都会の棚田オーナーによる稲刈りが行われ、家族連れら約300人がカマを手に収穫の喜びを味わった。今年はかかしコンクールも併せて行われ、ユニークな5作品が寄せられた。
畑の棚田は山あいの標高差約100メートルの急傾斜地に、359枚の棚田が連なり、展望のスケールが大きい。冷たい湧き水を引くため猛暑の影響を受けにくく、今年もコシヒカリの実りは上々という。
初参加の大阪府豊中市の同窓生グループは「景色が素晴らしく、田植え、稲刈りとも楽しい」と感動。守山市の常連家族は「棚田守り人」のTシャツ姿で、子どもたちも上手にカマを振るっていた。 |