県は14日、高島市の水田地帯で、国の特別天然記念物に指定されているコウノトリの飛来を確認したと発表した。県が確認したのは初めてで「県内への飛来は極めてまれ。見守りたい」としている。
県自然環境保全課によると、14日午前9時ごろに目撃情報が寄せられ、県が提供写真からコウノトリと確認した。13日に約1時間にわたって水田や電柱で休息したり、周辺を飛行したりする姿が目撃されたという。性別は不明で単独とみられる。
コウノトリは高島市に昨年6月末〜7月初めに1羽飛来。足輪から兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園(豊岡市)が、同市内の放鳥親鳥から10年3月に生まれた雌と確認。この雌は11年3月に東近江市の愛知川に飛来していた。 |