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ザゼンソウ見に来て 高島の実行委、のぼりでPR
2013年2月9日
 高島市今津町弘川のザゼンソウの群生地で花が咲き始めた。見ごろに合わせて毎年、「ザゼンソウまつり」を開いている実行委が、今回初めてPR用ののぼりを製作し、8日に設置した。9日から3月20日までの毎週末は、地区の集会所が訪れる人の休憩所として開放される。

 ザゼンソウは、サトイモ科の多年草。花が座禅を組む僧侶の姿に似ていることで、名が付いた。今津町弘川の群生地は平地では国内最南端とされ、約5千平方メートルの湿地に3千株ほどが自生する。

 地元宮西区をはじめ自然保護や観光の団体などでつくる実行委が花の盛りに毎年、「今津ザゼンソウまつり」を開催。今年は3月10日にウオーキングと学びの集い、交流市などを予定している。

 実行委は昨年までポスターでPRしていたが、今年はより目につくものをと新たにのぼり100本を製作。ザゼンソウと同じ赤紫色の地に、白抜きで「ザゼンソウ」「近江今津」の文字と花の絵を描いたデザインで、群生地周辺とJR近江今津駅に掲示している。

 宮西区では住民有志のグループ「ざぜん草の里」も、昨年暮れに発足。約1年前に移転新築されたばかりの区の集会所を、シーズン中の週末に限り来訪者の休憩所として開放し、メンバーがガイド役としてボランティアで常駐する。休憩所ではザゼンソウに関する資料や映像も見られ、軽食も有料で提供。売上金を保全のための費用に充てる。

 「ざぜん草の里」の事務局長、川?功さん(62)は「散策路から出ないなどのマナーを守った上で、より多くの人に観賞を楽しんでもらえれば」と話す。花の見ごろは2月中旬から3月いっぱい。
京都新聞


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