滋賀県高島市はこのほど、市の花にカキツバタ、市の木にサクラ、市の鳥にヒバリをそれぞれ制定した。合併から来年1月で10周年を迎えるため、これまで決めていなかった同市のシンボルを公募や学者らの意見を基に選んだ。
シンボルの公募は今年6〜7月に行い、市内の小中学生を中心に計3443件の応募があった。学者やデザイナーら9人で構成する同市シンボル等制定委員会がこのほど、公募結果を踏まえて検討した結果を福井正明市長に答申した。
同委員会は、カキツバタは市内各所に自生し、6枚の花びらを持つことから、旧6町村の協調性を深めるシンボルとしてふさわしいと選定。サクラは市内に名所があり、多くの人々を集めて明るく希望に満ちたまちづくりの象徴であるとの理由で選ばれた。ヒバリは市内の農地などで見られ、高い場所を目指して飛ぶ姿が理想の実現を目指す市民の行動規範を表すとされた。
公募結果では、カキツバタは20位、サクラは2位、ヒバリは5位だった。
同市のシンボルについては、旧6町村による合併時の協定で新市発足後に決定するとしていた。 |