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城下町、見て味わって! 滋賀「高島びれっじ」開館20周年
2014年10月15日
 江戸時代の城下町の街並みが残る滋賀県高島市勝野で、古い店舗や蔵を飲食店などに再生した「高島びれっじ」が開館20周年を迎え、19日に記念イベントが開かれる。各店舗が限定メニューを販売し、城下町に建てられた総門も公開する。関係者らは「もっと多くの人に来てもらい、地域の歴史や街並みのすばらしさを伝えたい」と話す。

 びれっじは、経営者の高齢化や跡継ぎの不在で空き店舗が増える中、地元住民有志らが地域を活気づけようと1994年に空き店舗を借りて飲食店を開いたのがきっかけで始まった。その後は有志らによる事業協同組合が空き物件の貸し出しを家主に呼びかけ、出店希望者を募っている。県外からの出店者も次第に増え、現在は8カ所で10店舗が入居し、県内外から訪れる観光客も増えてきた。

 イベントは組合メンバーや店舗の経営者、NPO法人「結びめ」などでつくる実行委員会が主催。パンや洋菓子、麺類などを販売する計10店が、500円均一の限定メニューなどを用意する。水路が張り巡らされた中町通りでは、手作りの雑貨やうどんなどの露店が並ぶ。江戸時代に大溝城下の武家屋敷の出入り口だった総門(市指定文化財)も、市教委の協力で公開する。

 実行委員長で同組合監査役の今西仁さん(66)=同市勝野=は「びれっじを中心に、地域がもっとにぎやかになるきっかけにしたい」と期待を込める。

 イベントは午前11時〜午後4時。問い合わせは結びめの携帯電話090(5014)1600。
京都新聞


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