滋賀県高島市マキノ町の海津大崎の桜がほぼ満開となり、琵琶湖岸が薄桃色の花の帯で彩られた。
湖岸沿いの県道約4キロに約800本のソメイヨシノが植えられている。湖水、岩礁(しょう)、山とのコントラストが素晴らしく、日本のさくら名所百選にも選ばれている。8日の今津の最高気温は平年より5・6度低い9・5度。3月上旬の寒さとなったが、マフラーにコート姿の観光客が湖面に大きくせり出した桜を眺めたり、桜をバックに記念撮影を楽しみながら散策していた。湖上には花見船が次々と繰り出していた。
びわ湖高島観光協会によると、9日にも「満開」になり、来週半ばまでが見頃という。週末の11、12日両日は県道が東向きの一方通行になるなど一帯で交通規制が敷かれる。JR湖西線マキノ駅前から臨時のシャトルバス(有料)が運行される。 |