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初夏の水面、アユ遡上 滋賀・高島
2016年5月10日
 新緑の季節になり、琵琶湖に注ぐ河川でアユの遡上(そじょう)が最盛期を迎えている。滋賀県高島市の安曇川下流に設けられたやなでは、6から8センチのアユの群れが水しぶきの中を飛び跳ねている。

 琵琶湖で越冬したアユの群れは、河川の上流や琵琶湖沖合で成長する。川に上ったアユは石に付いた藻類を食べて大きくなり、秋の産卵期に下流に下りてくる。

 同市安曇川町北船木の北船木漁協では、3月中頃から遡上が見られた。小さな魚は日光を反射して銀色にきらめきながら、ジャンプを繰り返していた。

 やなで捕れたアユは放流用や食用のほか、15日に行われる葵祭のため上賀茂神社(京都市北区)に献上している。河口からやな場の上流50メートルは一般の漁獲は禁止されている。
京都新聞


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