日本遺産「御食国(みけつくに)若狭と鯖街道」をPRする図柄を貼った西日本JRバスの運行が二十七日、小浜市と滋賀県高島市の近江今津駅間で始まった。
小浜市と若狭町でつくる日本遺産活用推進協議会が企画。鯖街道の一部を走る「若江(じゃっこう)線」の車両一台を使った。
大きなサバを車体側面にデザインし、小浜市を代表する明通寺と鯖街道の中継地・熊川宿の図柄をあしらった。一日二往復程度の運行で、二〇一八年夏まで走る。
JR小浜駅で出発式があり、市内のチューリップ保育園の園児代表が運転手に花束を贈り、約二十人が風船を手にバスを見送った。
若狭の海産物を京都に運んだことにちなんで名付けた鯖街道は昨年六月に日本遺産に認定された。ラッピングバスは日本遺産のブランド力を発信しようと、協議会が文化庁の補助金を活用、約百二十万円で製作した。 |