高島市朽木の山道(トレイル)を駆け抜けるトレイルランニング(トレラン)大会が30日開かれ、ロング(約40キロ)とショート(約18キロ)に計426人が挑んだ。天気に恵まれて尾根筋からは琵琶湖が見下ろせ、森は紅葉が始まり、ランナーは景観も満喫していた。
国内外のトレラン大会で活躍し大会プロデューサーを務める鏑木毅さん(48)がコースを設計。「景観が抜群のうえ、妖精(フェアリー)が現れそうな森も走り抜ける」と感動したことから「FAIRY TRAIL(フェアリー トレイル)」と名付けた。
コースは、朽木中心部に近い「グリーンパーク想(おも)い出の森」を出発。ほぼ南北に流れる安曇川東岸の山上を南下した後、対岸の尾根を北上して下山し朽木中学がゴール。
参加者は40キロで男子236人、女子38人、コース後半を走る18キロで男子104人、女子48人。1位記録は40キロ男子が4時間35分2秒、女子は6時間00分30秒、18キロ男子が1時間54分17秒、女子は2時間30分42秒だった。40キロ女子1位はびわこ学園職員、嶋田桂子さん(47)=湖南市=で「気持ちよく走れ、楽しかった」と喜んでいた。 |