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メタセコイア並木、カードに 滋賀・高島、観光客に人気
2017年4月19日
 滋賀県高島市マキノ町のメタセコイア並木を撮影した絵はがきとフォトカードが近くの農業公園「マキノピックランド」で観光客らの人気を集めている。同公園は美しい並木が撮影できる絶景スポットだが、販売を始めて2年余りで年間約3500枚を売り上げるヒット商品となり、地域貢献に一役買っている。

 マキノ町の風景を広く知ってもらおうと、2014年末から、地元の一般社団法人「めいどいんマキノ」とボランティア団体「マキノのメタセコイア並木を守り育てる会」が1枚120〜130円で絵はがきを、続いてマキノピックランドがオリジナルのフォトカード(A4判)を、1枚300円で販売するようになった。

 販売するマキノピックランドによると、誰もがスマートフォンやデジタルカメラで簡単に写真を撮影できる時代のため、当初は売り上げを期待していなかった。ところが、「こんな景色をいつか見たい」「自分の写真よりきれい」などと買い求める人が徐々に増えたという。

 現在は四季折々の並木をとらえた19種類を取り扱い、売り上げの一部を観光振興に役立てている。

 メタセコイア並木の姿が日々違うのも、絵はがきなどの人気の一因という。並木は枝に雪が美しく積もった雪景色が韓国のドラマ「冬のソナタ」に登場して注目を集めたが、雪景色は気象条件によって変わる。ドラマに似た景色は年に1回あるかないかで、そう出合えない。

 新緑は4月末からゴールデンウイークにかけての1週間が見頃。ベストショットを求めると、撮影できる日は限られるという。

 マキノピックランドの桂田亘支配人(40)は「並木は春夏秋冬すべてがシーズンだが、訪れる人の思いはさまざま。それぞれのベストショットを求めて、何度も訪ねてほしい」と話している。
京都新聞


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