ゴールデンウイークを前に、滋賀県高島市マキノ町のメタセコイア並木で新緑が一斉に芽吹き、見頃を迎えた。朝から大勢の観光客らが訪れ、カメラやスマホを向けて盛んにシャッターを切っている。
マキノ町のメタセコイア並木道は全長2・4キロ。道路の両側に高さ約25メートルの約500本が整然と並び、観光名所として全国的に知名度が急上昇している。
夏の深緑、秋の紅葉、冬の裸樹や雪景色など、1年を通して多彩な表情を見せるが、春から初夏にかけての新緑が最も美しいと言われる。今年は4月23日ごろから新芽が出始めた。
福井県敦賀市から訪れた主婦高須厚子さん(63)は「初めて来て、あまりの美しさに驚いた。心が癒されます」と笑顔で語った。並木に隣接する農業公園マキノピックランドでは「例年よりもやや遅いが、すっかり春の装いになった。ぜひお越しを」と話す。5月上旬まで楽しめる。 |