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耕作放棄の棚田、果樹園に 琵琶湖一望、観光に期待
2018年1月2日
 比良山系から琵琶湖岸へと広がる棚田の風景で知られる滋賀県高島市鵜川地区の農家が、耕作放棄地での果樹栽培を検討する協議会を設立した。年明け以降、ミカンやユズなどの試験栽培に乗り出し、5年後には観光農園の開業などを目指す。

 鵜川地区の棚田は農家の高齢化が進み、約40ヘクタールのうち半分が荒れたまま放置されている。危機感を抱いた農家は2年前、「鵜川棚田保存会」を立ち上げ、都市住民の協力を得て棚田復活を図る「オーナー制度」を始めた。

 果樹栽培は取り組みの第2弾で、昨年8月に保存会の農家やJA、県などが「鵜川果樹生産振興協議会」を設立し、検討を重ねてきた。

 このほどまとめた「戦略計画」によると、荒れた棚田1ヘクタールを果樹栽培に転用。2022年度には琵琶湖を一望する立地を生かしてブルーベリー、温州ミカンの観光農園を開業するほか、獣害に遭いにくいとされる梅やユズも育て、ふもとの直売所「うかわファームマート」での販売や、加工品の生産も視野に入れる。

 同協議会は18年2月には棚田約50アールに4種の果樹計120本を植えて、試験栽培を始める予定。山田善嗣会長は「日当たりと水はけがいい棚田は果樹栽培への転用に適している。都市住民との交流や経営の安定につなげ、新たに鵜川で就農を希望する人たちの呼び水にもなれば」としている。

■棚田オーナーを募集

 鵜川棚田保存会は、2018年度の「棚田オーナー」を募集している。
 1区画100平方メートルで、手作業で行う田植え(5月)と稲刈り(9月)に参加してもらう。草刈りや水の管理など、世話は保存会の農家が担う。収穫した米40キロなどが特典として付く。

 1組3万円で定員30組。うかわファームマート運営協議会0740(36)1443。
京都新聞


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