陸上自衛隊今津駐屯地（滋賀県高島市）で１５日、成人式があり、対象の２６人（男性２２人、女性４人）のうち２２人が出席して駐屯地司令の岩男保博１佐らから激励を受けた。新成人は恒例の戦車綱引きで腕試ししたが、びくともせず、大勢の先輩隊員の力を借りて約３８トンの７４式戦車を数メートル前進させた。
来賓の福井正明・高島市長は「夢に向かって努力し、多くの人たちと支え合い感謝を」と励ました一方、「今年は自衛隊の明記など憲法改正問題がクローズアップされるだろう」とも語った。
新成人代表で誓いの言葉を述べた熊本県出身の園田彪馬（ひゅうま）３曹（移動監視隊）は「東日本大震災被災地で活動する自衛隊員の姿に、自分も人の役に立ちたいと思った。大勢の人とつながりたい」と話した。鳥取県出身の小林萌維（めい）１士（無人偵察機隊）は「父も兄も自衛官。仕事に趣味に、積極的にチャレンジしたい」と抱負を話した。 |
