滋賀県高島市朽木の安曇川や東近江市の愛知川などでこのほどアユの友釣りが解禁され、湖国は本格的な釣りシーズンに入った。梅雨空の下、太公望たちが長いさおを構える姿が川に並んでいる。
友釣りは縄張りをつくるアユの習性を利用した漁法。掛け針を付けたおとりのアユを泳がせ、攻撃してきた天然アユを引っ掛ける。
滋賀県河川漁業協同組合連合会(大津市)によると、今季は天然アユの遡上も確認し、順調に成長しており、釣果とサイズも期待できそうという。漁期は9月30日まで。
16日に解禁となった安曇川中流の高島市朽木古川では、釣り人が雨の合間を狙って早朝から川に入っている。神戸市灘区の岡本正雄さん(74)は「ここは水がきれいでようけ釣れる。はるばる来たかいがあった」と満足げだった。 |