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猛暑や台風に負けず…アユ産卵、回復傾向 滋賀の天然河川
2018年10月15日
 滋賀県は、天然河川での今季のアユの産卵状況をまとめた。9月下旬までの推計は平年より少ない計12・3億粒だったが、記録的な不漁に見舞われた昨年より多かった。県は夏の高温や台風による影響は少ないとみている。

 産卵状況調査は県内の11河川で2週間おきに行い、8月下旬は0・1億粒(平年値0・1億粒)、9月中旬は8・4億粒(同27・0億粒)、9月下旬は3・8億粒(同35・4億粒)だった。

 9月下旬までの累計は平年が100・5億粒、昨年は2・7億粒だった。県は、今年は台風による増水で調査が十分に行えず、実際の産卵数はより多いとみている。「去年よりは回復しているとみられるが、どれだけ多いかは分からない」とし、産卵後の稚アユの流下量などを調べて資源量を調べるという。

 また、今夏は猛暑に見舞われたが、産卵のピークが始まる9月中旬には、台風による増水などで水温や水量は産卵に適した状態になっていたという。
京都新聞


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