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<大溝祭>曳山巡行の引き手ボランティア募集 目標は50人
2018年4月11日
 滋賀県高島市勝野の旧大溝藩城下町に伝わり、来年400周年を迎える曳山(ひきやま)祭り「大溝祭」の保存会が、曳山巡行の引き手ボランティアを募集している。これまで地元の住民が祭りを担ってきたが、人口減少のあおりを受け、引き手の確保が難しくなった。初めて「助っ人」を募った昨年は県内外から28人が集まったが、今年は50人が目標だ。【塚原和俊】

 大溝祭は1619年、藩主の分部(わけべ)公が伊勢から移ってきたのを機に始まったと伝わる。湖西唯一の曳山祭りで、県選択無形民俗文化財にも指定されている。

 町内ごとに独自の曳山を持ち、意匠を凝らした「勇(いさみ)」「龍(りょう)」「湊(みなと)」「巴(ともえ)」「寶(たから)」の計5基が、日吉神社の例大祭として毎年5月3日の宵宮と4日の本祭で町内を巡行。山に乗る、はやし方は子供たちが務める。

 ボランティアは4日の巡行に参加。午前10時、城内の入り口だった総門前を出発して日吉神社へ宮入りし、再び町内を巡行して午後3時半ごろに解散する予定だ。参加無料で軽食も用意するが、交通費は参加者負担。中学生以上で男女は問わず、小学生以上の子供なら同伴も可能だ。

 保存会の上野眞会長は「今年も大勢のボランティアの力を借り、400周年に向けて機運を盛り上げたい」と期待する。申し込みは先着順。問い合わせ・申し込みは「大溝の水辺景観まちづくり協議会」(0740・36・2011)。水、木曜は休み。
毎日新聞


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