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分水嶺巡るトレイルで観光振興 滋賀・高島で協議会設立
2018年4月22日
 滋賀県高島市北部から西南部の山々を尾根伝いに巡るトレッキングコース「高島トレイル」を観光や地域振興に生かそうと、市と関係団体がこのほど「連携協議会」を設立した。国内外の登山客や観光客を積極的に呼び込むための環境整備と、広報宣伝の体制強化を目指す。

 高島トレイルは、同市マキノ、今津、朽木地域にまたがる中央分水嶺をつないだ約80キロで、日帰りもできるように12分割したモデルコースを設定する。登山客も増加傾向といい、2017年度には2万4400人(NPO法人・高島トレイルクラブ調べ)が訪れた。

 3月末に発足した同協議会は、同トレイルクラブや市、観光協会をはじめ、宿泊施設、観光業者、自然愛好グループなど計21団体で構成。コースの維持管理と情報発信の役割を担うほか、海外からの観光客の呼び込みに向けた取り組みも模索する。大津市の「比良比叡トレイル」に延伸、接続するコース設定も検討する。

 協議会の発足に合わせ、市は今秋にも台湾の旅行業者を対象にモデルツアーを実施し、魅力の発信に務める予定。谷口良一会長は「山登りだけでなく、市内の他の観光地や施設を巡ってもらえる体制を整え、高島全体の活性化につなげたい」としている。
京都新聞


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