滋賀県は19日、琵琶湖を自転車で一周するビワイチ専用のスマートフォン用アプリ「ビワイチサイクリングナビ」のダウンロードが1万件を突破したと発表した。年間目標を半年でクリアし、今秋は自転車に乗っている姿を自動で撮影するサービスも追加、さらなる利用増を目指す。
アプリは県とナビタイムジャパン(東京都)が共同開発した。行きたい場所を組み合わせて自由に周遊プランを立てられるほか、道案内や到着予想時間の表示、走行距離なども知ることができる。今年4月から提供を始めた。
10月上旬からは、高島市と長浜市の2カ所にあるカメラ前を通ると自動で撮影してくれる機能を追加。写真はインターネットを通じて1枚100円(来年度以降は300円)で購入できる。
また運転中のスマホ利用を防止するため時速10キロ以上で画面を見えなくして安全性を高めるほか、北湖や南湖だけのコース設定もできるようにする。
19日に同社の大西啓介社長が滋賀県を訪れて三日月大造知事と懇談し、「琵琶湖のように快適に走れ、観光名所が多い所はそんなにない」と、外国人観光客の来訪増への期待を語った。 |