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琵琶湖沿い国道拡幅「山側案」決定 環境保全で湖上ルート変更
2019年3月26日
 国が滋賀県高島市の白鬚神社一帯で進めている国道161号の道路拡幅について、ルートを再検討する委員会が25日、大津市内で開かれ、琵琶湖にせり出す現行案から山側に寄せてバイパスを築く案に見直すことを決定した。関係自治体の県と高島、大津両市も同日までに同意した。

 1〜2月に住民や各種団体に聴取したところ、交通の安全性や琵琶湖の環境保全、周辺の観光振興を求める声が多く、これらを配慮した山側ルート案に肯定的な意見が大勢を占めた。委員会は「地元の要望が強い」「景観の保全にもつながる」として同案が妥当と結論付けた。

 現行案の約80〜130億円から約300〜350億円に膨らむ費用に関しては、委員から「コストは高くなるが、損失にはならない。だが、環境や文化財の保全効果を立証していく必要がある」との指摘があった。

 国は今後、詳細な構造を検討する。着工時期は未定。
京都新聞


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